日本福祉大学社会福祉学部の学生にカラーユニバーサルデザインの講義を実施しました。
派遣日時 | 2019年5月31日(金)9:20~10:50 |
場所 | 日本福祉大学 美浜キャンパス |
受講者 | 日本福祉大学 社会福祉学部社会福祉学科 医療専修コース2年生8名 |
講師 | 富永さかえ |
テーマ | 「フィールド実践演習」におけるCUD学習 「CUD(Color Universal Design)色とデザインの見分けやすさ」 |
内容 |
|
学生の感想(抜粋)
- バリアントールを着けて色紙を分けて、その後バリアントールを取って実際の色を見てみると、色の見え方がぜんぜん違うことに驚きました。
また、地図をどのようにしたら色弱者の人にも見えやすいかを考えることはとても難しかったです。CUDをおこなうためには色弱について知識がないとできないなと今回の講義で思いました。 - 実際に当事者の見え方を体験できたのは良い経験になったと思う。
自分で避難所の書かれている地図から改善点を見つける活動では、自分の考えの浅はかさを実感したのでより考えを深めたいです。
以前、当事者に取材して気になったことがあったので質問をさせていただきます。- 当事者をどのように呼ぶべきか?
- 得することはあるのか?
- 障害者として扱われるべきか?
- バリアントールを使用し、(色弱者が)色を分けるという行為が疲れるといっていた意味が分かりました。一度、考え込むとずっと考えてしまうので、ぱっぱと分けていくことを意識しました。色を分けて自分ではこれは全く同じ色だろうと思っていた色が違う色だったりして驚くことがありました。また、これは何色というにか表すのが難しいかもと感じました。
経路案内では、黒、緑、赤が似て見えて見分けることが難しいと感じました。いかに私が色の情報で生活しているのか知りました。CUD後の図はとても見やすく、一般色覚の人にとっても、色弱者の人でも見やすかったです。マークを変えることは必要ないと思っていましたが、変えることで分かりやすかったので重要であると思いました。
