今回は、ソレイユプラザなごや(名古屋市中区)にて、「企業会員のCUD取組を知ろう!」を開催しました。
概要
イベント名称 | 会員活動/CUDミーティング005「企業会員のCUD取組を知ろう!」 |
開催日時 | 2023年7月23日(日) 14:00~16:00 |
場所 | ソレイユプラザなごや https://www.jinken.city.nagoya.jp/about/ |
主催 | NPO人にやさしい色づかいをすすめる会 |
参加者 | 17名(会員限定) |
内容 | 企業会員3名によるプレゼンテーションと質疑応答
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報告
NPO人にやさしい色づかいをすすめる会は、2020年以降、コロナ禍で会員が気軽に直接会って交流することができませんでした。2023年度に入りようやく対面式のイベントを開催することができるようになりましたので、今年度は会員活動に力を入れ、実施しているところです。今回は、企業会員の方たちのCUD取組を共有することで、お互いに新たな気づきを得、CUD普及に対する意識を更に高めることを目的として開催しました。
参加者全員の簡単な自己紹介の後、企業会員3名によるプレゼンテーションと質疑応答を行いました。赤門ウイレックス株式会社の山田晃也氏からは、食品メーカーをはじめ設備会社の現場の環境衛生管理を提供する会社として、安全性を最優先する企業理念に基づき、社内外に対し配布するnewsletterの中で「色覚と安全」についての記事を掲載した、愛知県発行の冊子(視覚情報のユニバーサルデザインガイドライン)を参考にし資料の作成を試みる等、CUD教育を行った経緯の説明がありました。続いて、Color Charm Y の浅見ゆかり氏からは、色彩を扱うプロとして、人が安全にあるいは快適に過ごすための色の知識を伝えるセミナーを多数開催していること、そのなかでも色彩検定協会UC(ユニバーサルカラー)級受験対策講座で行うCUD講義について説明がありました。また、各種クリエイティブな活動を通じ、当会のサポーターとして、SNS等でCUDの周知を促しているとの紹介もありました。最後に、当会の顧問であり、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)伊賀公一氏は、CUD普及活動のお話だけでなく、色覚をめぐる今日までの差別の歴史から、色覚に関し科学的な理解者を増やすことが大事であるとのお話がありました。また、視覚と空間周波数に関する研究の紹介等、色弱者自身が見え方に自信が持てるような視覚機能理解に役立つお話等もありました。
当日は、開始前の数十分間、CUDをすすめる会/徳島のオンラインセミナー(徳島県立近代美術館)も視聴しました。(講師:CUDO伊賀星史氏。内容:セミナーと相談アワー「子どもの色覚バリアフリーと美術」)そして、終了後は懇親会も行い、新会員の方々を含め久しぶりに親睦を深めることができました。アンケート集計報告(添付資料)では、9割が有意義だったと回答しています。お互いに大いに刺激を受け、新たな気づきも得られたようです。また、今後の活動企画の提案も得られたので次回に活かしたいと考えています。
添付資料
2023/09/02作成