カラーユニバーサルデザイン(CUD)相談会「自治体ごみカレンダー令和10年度リニューアルに向けて」開催報告

本相談会は、江南市環境課職員の方から依頼を受け、ごみカレンダーのカラーユニバーサルデザイン(CUD)対応に向けた相談会として実施したものです。

概要

イベント名称 CUD相談会「自治体ごみカレンダー令和10年度リニューアルに向けて」
開催趣旨 江南市環境課職員からの依頼により、現行カレンダー(各戸配布用印刷物)全体の分かりやすさや見やすさ、色づかいについて助言を行う。相談の目的は、ごみ処理施設の変更に伴う令和10年度からのごみカレンダー リニューアルにおいてCUD対応を目指すため。
実施日 2026年2月25日(水) 9:30~11:45
場所 ソレイユプラザなごや https://www.jinken.city.nagoya.jp/
参加人数 7人(江南市環境課1人・NPO人にやさしい色づかいをすすめる会6人(P型2色覚・D型2色覚・C型各2名))
内容
  • 自己紹介
  • 依頼者による現行カレンダーの構成内容説明
  • A2サイズ(中折れ)両面の色づかいを全般的、個別にチェック・助言
主催 NPO人にやさしい色づかいをすすめる会

相談会の報告

本相談会は、江南市環境課職員の方から依頼を受け開催しました。依頼者は昨秋、江南市役所において当会が実施した「カラーユニバーサルデザイン推進支援講座」(愛知県委託カラーユニバーサルデザイン普及キャラバン隊事業)を受講された方でした。この講座で色弱のことを初めて知ったことから、担当業務の現行ごみカレンダー(市内全戸配布)のCUD改善点を把握し、令和10年度リニューアルにおいてCUD対応で作成を目指しているとのことでした。

現行カレンダーのCUD改善点などの助言を行ったのは、P型2色覚・D型2色覚・C型各2名の6人でした。相談会では、自己紹介後、助言対象の印刷物「江南市令和8 (2026)年度ごみカレンダー・ごみの出し方のしおり」を各自に配布していただき、構成内容の説明をしていただきました。その後、全体の分かりやすさや見やすさ、色づかいについて助言を行いました。カレンダーの構成内容は複雑で、色数が多く、配色に規則性や意味を特にないものもあり、依頼者に配色の意図を確認しながら助言を進める状況でした。

江南市令和8 (2026)年度ごみカレンダー・ごみの出し方のしおり
https://www.city.konan.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/008/773/1128.pdf


以下は現行カレンダーの特徴や助言の一例です。

  • 全体の構成: A2サイズ(中折れ)両面カラー1枚で、収集日程、ごみの出し方、リサイクルステーションの案内、特定家庭用機器の処分法まで詳細に記載されている。文字情報が多く余白が少ない。両面とも色数が多い。

    → 見やすく分かりやすい配色部分もあるが、構成の複雑さと色数の多さで全体的に改善の必要性を感じる。
  • 表面の構成:A3サイズ/カレンダー
    分別ごみ(資源ごみ等)がメインになっており、粗大ごみ・可燃ごみ・リサイクルステーションの案内の記載がある。全体の背景色は、年度毎で変えている。分別ごみ(資源ごみ等)の各コースの背景は色分けされているが、特に意味はないとのこと。[画像添付]

    → コースの背景の色分けに意味がない場合は、色分けしない方が良い。色分けされていると意味があると思って他にどこでその色が使われているかを探す。その場合、各色覚タイプで見分けている色が異なる場合があるので、他にどこでその色が使われているかを探す内容も異なり更に複雑になる。コース表の見やすさのための配色ならば、例えば1段おきに無色、淡いグレーの背景色を繰り返すなど、規則性を持たせ、色数を減らすと良い。(その他省略)

本相談会では、当会が収集した他市のごみカレンダー(豊田市や名古屋市等)も皆で共有し、色弱当事者の意見を聞きながら、見分けやすいCUDの手法を確認する場面もありました。
終了後、依頼者からは、専門的な視点からの貴重な意見が大変参考になった、いただいた助言を踏まえて、「わかりやすいごみカレンダー」を令和10年度に向けて、改善に努めていきますとのコメントいただきました。当会の参加者からも大変貴重な経験をさせていただいたという声が挙がりました。

当会では、今後もこうした個別相談にできるだけ応じ、自治体はじめ社会のCUD普及を推進させたいと考えています。

以上 (2026年3月6日作成)

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