講師派遣 日本福祉大学

日本福祉大学社会福祉学部の学生にカラーユニバーサルデザインの講義を実施しました。

派遣日時 2019年5月24日(金)9:20~10:50
場所 日本福祉大学 美浜キャンパス
受講者 日本福祉大学 社会福祉学部社会福祉学科 医療専修コース2年生15名+教員1名
講師 伊藤健汰
テーマ 見え方の多様性~当事者の体験より~
内容
  1. 自己紹介
  2. 学校での集団検査について
    私がこの年齢まで色覚ということに気づかなかったこともあり、皆さんに聞いてみました。
    全員が小中学校での色覚検査に肯定的でした。
    「プライバシーに配慮することが大切」というキーワードが出ました。
    これは、職業制限に関するアプローチというより、一斉検査で嫌な思いをされた方の気持ちを考え、なぜ嫌な気持ちになったのか、検査方法ついて考えた結果だと思います。 実際に2人、学校で受けたことがあるそうです。
  3. 質疑応答など
    その後の授業では、グループごとに学生が考えた以下のようなテーマを研究します。それに関するエピソードの紹介やアドバイスをしました。
    <テーマ>
    • 取り入れられているところ
    • 職業
    • スポーツ
    • CUDとは
    • 情報のバリアフリー

「チョークの見え方」や「食べ物はおいしそうに見えるのか?」など、こういうシチュエーションの時どうですか?という質問がいくつかありました。
私は、「意外と大丈夫」と答えることが多かったです。
これまでの生活、経験が色弱をカバーしていることも多く、特定のシチュエーション以外では平気なことのほうが多いです。
これにより、一般色覚が想像するイメージ(今回は、より深刻にとらえていた)と私たちの認識とのギャップを感じました。
見え方について共有しあうことの大切さを改めて感じました。

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