講師派遣報告/愛知淑徳大学

本講座は、愛知淑徳大学福祉貢献学部火口弥生講師より依頼を受け、社会福祉学科2年生を対象に当事者理解の授業の一環として実施したものです。

概要

派遣日時 1回目 2024年2月21日(水) 9:30〜11:00
2回目 2024年2月27日(火) 11:10~12:40
場所 愛知淑徳大学 長久手キャンパス 11号館地下11B08 https://www.aasa.ac.jp/guidance/campus_guide/nagakute.html
主催 愛知淑徳大学福祉貢献学部火口弥生講師(当会企業会員/有限会社あかね福祉サービス取締役 https://www.akane-fukushi.com/)
対象 各回福祉貢献学部社会福祉学科2年生15人 計30人
講師 富永さかえ(NPO 人にやさしい色づかいをすすめる会 代表)
目的 授業のテーマ:社会福祉士の国家資格取得のため、社会福祉実習を控えた学生を対象とした介護技術演習科目。当事者理解の一環として色覚の違いについて理解する。
授業の目的:実習を控え、ワークショップを通して色弱当事者の見え方を理解し、具体的にどのような点に対応することが求められるのかを講義を受け、自分なりに考えるための学びにする。
テーマ 色覚の多様性理解とカラーユニバーサルデザイン(CUD)の知識
内容 講座の流れ
  • 講義/色覚の多様性_色弱者の見え方を理解する
  • ワーク/色弱模擬体験_色紙分類
     色覚シミュレーションツール(めがね「バリアントール」・アプリ「色のシミュレータ」を活用
  • 講義/CUD_多様な色覚に対応するための知識
  • まとめ/発表_気づき・感想

講師感想

授業前、火口講師から、「学生たちは1日5時限まで連日教室での介護実習を3日ほど続けていて疲れています」とのお話がありました。しかし、学生さんたちは、色紙分類のワーク結果をシェアする場面でも周囲とよく話をしていました。実習を共に行う福祉学科の学生さんたちには連帯感があると感じました。また、まとめの発表では、全員から短時間で良いので気づきや感想を述べてもらう構成にしたところ、各自が気づきや心に残った部分を切り取りとって発表、その都度講師からもコメントをするとができました。わずかでも全員とコミュニケーションを取ることができ、これまでにない充実感がありました。 社会福祉士の国家資格取得のため、実習を控えた学生さんたちが、当事者理解と現場で役立つ基本的な知識を習得する授業は大事な授業かと思います。その1コマで色覚の多様性とカラーユニバーサルデザインについてお話しする貴重な機会を与えてくださった火口弥生講師、そして学生の皆様に心より感謝申し上げます。

以上 (2024/03/31 作成)

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