第8回CUD勉強会「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットの取り組み」

イベント開催日 2016年09月18日
第8回CUD勉強会

1.概要

イベント名称 第8回CUD勉強会
「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットの取り組み」
実施日 2016年9月18日(水)13:30~16:00
場所 ソレイユプラザなごや(なごや人権啓発センター研修室)
愛知県名古屋市中区栄一丁目23-13
主催 NPO人にやさしい色づかいをすすめる会
講師 竹下 友美氏 DICカラーデザイン株式会社 企画制作本部/カラープランナー
参加人数 33人
参加費 500円
内容

第1部 講演会「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット」の取り組み
開発の経緯、推奨配色セットの概要やガイドブックの特徴、具体的な活用方法を学ぶ

第2部 見分けづらい配色事例の考察
伊勢志摩サミット交通規制のチラシの色づかいについて考察、推奨配色セットの色づかいへ変換、デザインの基本、分かりやすいデザインのポイント

バリアントール*めがね体験・CUD関連図書閲覧コーナー設置

使用ツール ・バリアントール*(一般色覚者が色弱者の見え方を体験するための色弱模擬フィルタ眼鏡 )
・イーガ*(色弱者が見分けにくい配色の存在を見つけやすくするための眼鏡)
* いずれも伊藤光学工業株式会社の製品

2.イベントの趣旨
NPO人にやさしい色づかいをすすめる会は、カラーユニバーサルデザイン(CUD)に関する知識と技術を学び、その理念を広く一般に普及・啓発する活動の一環として、公開イベント 第8回CUD勉強会 「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットの取り組み」を開催いたしました。

CUDへの取り組みの助けになるよう、どのような色覚の人にも比較的見分けやすい実用的な配色セットが開発され、ガイドブックも発行されており、それぞれの分野で普及が図られています。今回の企画は、この開発や作成に携わったカラープランナー竹下友美氏から、開発の経緯、推奨配色セットの概要やガイドブックの特徴、具体的な活用方法を学ぶことで、CUDへの理解を更に深め、デザインの作り手の方たちを始め多くの方がCUD実践に取り組みやすくすることがねらいでした。また、具体的に見分けづらい配色事例を、推奨配色セットの色づかいに単純変換した例をもとに、講師から注意点やCUDデザインのコツ、テクニックを学ぶ試みをいたしました。

CUD普及の推進とともに、塗料、塗装、印刷、画面、デザインなどの分野の方たちなどデザインの作り手を対象とした実践セミナー開催のニーズが高まっていることを実感しています。今後も継続して実践セミナー開催に取り組んで行きたいと思います。

今回の開催にあたり、講師派遣や資料のご提供ほか多くのご支援、ご協力のありましたDICグラフィックス株式会社始め、各種ご協力の皆様に感謝いたします。


3.イベントの内容報告(資料1―資料3)

 

4.まとめ
アンケート結果を中心にまとめました。

  • 勉強会内容の満足度
    アンケート回答では、満足、やや満足が9割以上でした。これは偏に竹下講師のご講演の賜物です。注目したいのは、やや満足の回答数が満足の2倍だったことです。「やや」と回答された要因について手がかりとなるのは、設問5. あなたがもう少し知りたいと思われることに対する回答数がかなり多いことです。今回は推奨配色セットの取り組みに特化したセミナーでしたが、初参加を含めた皆さんの関心はそれだけにとどまらず、色弱者についてもっと知識を得ると同時に当事者の意見を聞きたい、CUDの具体的な事例を多く知り、取り組むにはどうしたら良いかということを知りたがっています。CUDの取り組みには色弱者理解が不可欠です。今後はCUD手法を知るセミナーを展開して行く必要がありますが、その場合でも、今回同様に色弱者について理解を深められるような内容とセットでプログラムを組む必要性を感じています。
  • 主催者側への要望
    アンケート設問6.本日の講演で特に印象に残ったことやご感想、また当会へのご意見・ご要望など自由記述の中に、 スクリーン画面と同じ詳細な資料がほしかったというご意見や画面の撮影はどの程度OKか、NGなどの事前説明が必要とのご意見がありました。配付資料の内容についての説明、スクリーン画面の撮影について事前説明がないなど参加者への配慮が不足していたことは大きな反省点です。今後は主催者として当日参加者へのこうした配慮に不足のないよう注意いたします。