6月23日(土)に、伏見ライフプラザ12Fソレイユプラザなごや(愛知県名古屋市中区栄)で、CUD検証準備会を開催しました。
CUD検証準備会は、特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構CUDOが行っているCUD検証方法を学ぶことにより、
- CUD検証員として活動できる方を育成する
- 色覚の多様性について理解を深める
を目指しています。
単純な文字で、見え方の違いを確認
実際の検証に先立ち、単純な文字(【あ】が並んだもの)を使って、それぞれの見え方の違いを確認しました。
- P型色覚
赤い光を主に感じるL 錐体が無い・機能しない人(P型強度) と、M錐体と似た分光感度のL錐体を持つ人(P型弱度) 。 - D型色覚
緑の光を主に感じるM 錐体が無い・機能しない人(D型強度)と、L錐体と似た分光感度のM錐体を持つ人(D型弱度)。 - バリアントール(色弱者の見え方をシミュレートするメガネ)着用
で、違いがどのようになるかを確認しました。
検証の対象
今回の検証の対象とした印刷物です。
紙面がフルカラーですが、配色の観点では、多様な色覚に対応していない箇所がありました。
2グループに分かれて検証作業を行い、最後に各グループで出た意見を共有しました。
- 表の背景の色
- グラフの色
- 見出しの色
などに、改善できる点があるのでは、という意見が出ました。
色弱者をシミュレートした画像
色弱当事者の見え方をエミュレートした画像です。(実際の見え方には個人差があります。)