講師派遣:学校法人聖カタリナ学園 光ケ丘女子高等学校

本講座は、学校法人聖カタリナ学園 光ケ丘女子高等学校の要望に応じてNPO法人アスクネットが、「光ケ丘4days大学プロジェクト」をコーディネートし、学部構成8つの中の芸術表現学部の講師として当会へ依頼があり、実施されたものです。

概要

派遣日時 事前収録による動画 60 分視聴/2022年1月8日(土)~10日(月)
主催 学校法人聖カタリナ学園 光ケ丘女子高等学校
コーディネーター NPO 法人アスクネット
対象 3年生 約50名
講師 富永さかえ(NPO 人にやさしい色づかいをすすめる会 代表)
目的 進路が決定したデザイン、芸術に関心のある生徒が、デザインの分野で実際に活動している講師から社会に存在する課題や課題解決のためのデザイン方法を学び、テーマについてさらに深める。
テーマ カラーユニバーサルデザイン
内容 講座の流れ
  1. 色覚の多様性理解(色弱・白内障等)
  2. カラーユニバーサルデザイン(CUD)の手法
  3. 色覚の多様性の意味を考える

講座の趣旨および内容

本講座は、学校法人聖カタリナ学園 光ケ丘女子高等学校の要望に応じてNPO法人アスクネットが、「光ケ丘4days大学プロジェクト」をコーディネートし、学部構成8つの中の芸術表現学部の講師として当会へ依頼があり、実施されたものです。「光ケ丘4days大学プロジェクト」の目標は、卒業を控えた3年生を対象に、これから大学等の新しい学びの道へと進んでいく生徒たちにとって、学ぶ姿勢、生きる姿勢に対するパラダイムシフトを促すきっかけになることであるとされています。NPO法人アスクネットは、デザインや芸術分野に関心のある生徒向け講座にカラーユニバーサルデザイン(CUD)を組み込んでくださいました。当会は2019年1月にも同じ依頼を受けた実績があります。今回は対面講座ではなく、事前収録による動画視聴の形でした。生徒たちは事前に学部登録したうえで、学部講座をはじめ関心のある講座を選択し3日間視聴、グループで“卒論″をまとめ、代表者によるプレゼンテーションまで行う疑似大学体験をしました。

講座の内容としては、3つに分けました。1.色覚の多様性理解(色弱・白内障等)、2. CUDの手法、3.色覚の多様性の意味を考える。まず1.では、色覚のタイプそれぞれの見え方・白内障の見え方の特徴や、色弱者の困るデザインの事例紹介。続く2.は、デザイン表現の学部ということでCUDのポイントや手法、事例紹介をデザインの専門学校等での講座並みに時間を割いて行いました。そして、まとめとしての3.では、ヒトの色覚の多様性の意味を考えてもらう話をしました。見え方の個性を生かし、色々な種類の食べ物を獲得することで人類は生き残ってきたとする東京大学河村正二教授の研究を紹介しながら、社会に2色覚や3色覚の人が共存する意味は、色覚タイプの少数者、多数者に関係なく、すべての人が多様性の当事者であり、協力し合う存在、お互いに必要な存在であることを理解し、色覚は個性であり、どんな色覚の人も見え方の個性が生かされる社会づくりを提案して終了しました。

なお、後日、NPOアスクネットより3点の資料提供がありました。アンケート結果の自由記述内容、生徒のポスター作品、 “卒論”代表者プレゼンテーション動画です。アンケート結果の自由記述内容(抜粋)を生徒の感想として以下に紹介します。また、生徒のポスター作品は資料PDFとして添付しておりますのでご覧ください。“卒論”代表者プレゼンテーション動画については、芸術表現学部の冒頭で、「資料を色弱の方にもきちんと伝わる色使いで作成しました」と発言があり、実際にCUD対応の色づかいになっていました。講義で学んだCUDを直ぐにプレゼンテーションで活用する生徒さんたちの学習意欲、表現力に驚きました。この動画は限定公開となっており掲載できないのが残念です。

生徒の感想

  • 社会問題が自分の身近な場所にたくさんあると実感した
  • 色弱者がいるということが分かったので、色について表現するときに気を付けたいです
  • 新しい言葉がたくさん出てきて知識が増えた
  • 講師の先生の行動力
  • 社会の問題を具体的に知ることができた
  • 自分の知らなかった知識を得ることができた
  • 自分が見れていない世界の問題を知り、自分がやらなければいけないことが見えた。
  • 自分が知らなかったこと、取り組みを知ることができた
  • 普段意識していないだけで、身のまわりには改善すべきことがたくさんあることに気づくことができた
  • 自分が当たり前と思っていたものが当たり前でないこともあると分かった
  • 自分の知らないことがまだたくさんあって、学ぶことばかりだった。
  • みんなが住みやすい社会のためにたくさんの解決策が聞けて良かった。
  • 世の中は今すごく便利になったけど、まだ偏見などがあるから変えていかなきゃいけないと感じた

色覚の多様性とCUDについてお話する貴重な機会を与えてくださった光ケ丘女子高等学校担当教諭伊藤亮雄先生、NPO法人アスクネット小柳コーディネーター、そして卒業を控え熱心に講座に参加くださった生徒の皆様に,心より感謝申し上げます。

資料PDF:生徒のポスター作品

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