豊田市中央図書館バリアフリー映画上映会でイベント協力させていただきました。
概要
開催日時 | 2023年10月8日(日) 13:30-16:00(開場13:00) |
場所 | 豊田市中央図書館 6階多目的ホール |
主催 | 豊田市中央図書館 |
連携 | NPO 人にやさしい色づかいをすすめる会、障がい福祉と地域を結ぶアンテナショップきらり、豊田市役所福祉部障がい福祉課 、 豊田みよし聴覚障害者協会、ハートフル |
定員 | 40名 |
参加費 | 無料 |
内容 | 映画作品『グーグーだって猫である』を日本語字幕と音声ガイド付きで上映。 会場内:視覚障がい者自助具の展示や色覚障がい模擬メガネを使った色の違い体験 |
当会のイベント協力内容
- 会場内
- カラーユニバーサルデザイン(CUD)の紹介プレゼンテーション(手話通訳あり)
- カラーユニバーサルデザイン(CUD)に関するパネル・書籍等展示・資料配布
- 色弱模擬メガネを使った色弱者の見え方体験
- 当会のスタッフ 3名
開催報告
NPO人にやさしい色づかいをすすめる会は、2023年10月8日(日)午後開催されました、豊田市中央図書館バリアフリー映画上映会においてイベント協力をさせていただきました。イベント協力は今回で7回目です。内容は、カラーユニバーサルデザイン(以下CUD)に関するプレゼンテーションと展示および体験コーナーの設置でした。
プレゼンテーションの内容は毎回更新しています。今回のテーマは、「色覚の多様性理解『色の名前編』」としました。CUDの実践3ポイントの1つに、「色の名前を用いたコミュニケーションを可能にする」とういう項目があります。世の中の色は、一般色覚C型の人が付けた名前で呼んでいますが、色弱者(色の対応が不十分な社会において情報が正確に伝わらず困る情報弱者)にとって、色の名前は共有できないものが多いのです。例えばピンクと言われてもどれがピンクなのか分からない人もいます。この点を認識していないと、そもそも色弱者が困ることすら気付けません。色の名前を使った日常のちょっとした会話でも、その色がどれなのか、位置や形状など色以外の情報も一緒に伝えるようにすると、色覚タイプを問わず分かりやすいコミュニケーションを図ることができるとお伝えしました。プレゼンテーションの最後は、例年通り色弱当事者の会員が自身の見え方や困りごとについて、シミュレーション画像をお伝えしました。
上映時間の前後では、来場者が展示コーナーや体験コーナーにお立ち寄りくださいました。色覚シミュレーションツール「バリアントール」や「色のシミュレータ」による見え方体験と同時に、色弱当事者のスタッフによる自身の見え方についての説明があることで、色覚の多様性をより身近に感じていただけたようでした。
このイベントでは、視覚、聴覚障がいの当事者や支援団体によるプレゼンテーションや、展示、体験コーナーもあります。こうした触れ合いの機会は、障害者差別解消法、或いはユニバーサルデザインに関わるマニュアルやテキストだけでは伝わらない貴重な機会だと思っています。参加者の皆様、ありがとうございました。そして、今回も CUDを紹介する機会をくださいました豊田市中央図書館様にお礼申し上げます。
資料
- バリアフリー映画上映会チラシ(PDF、約670KB)
- 開催当日の記録写真(PDF: 約280KB)
以上 (2024年1月21日作成)